ワインで乾杯!
色や味の違いはブドウと醸造法の違い
知れば知るほど奥が深いワイン。発祥は諸説あり、広く知られているのは
紀元前6000年頃にコーカサス山脈(現在のジョージア周辺)で醸造が
始まったとされる説。ワインには大別して赤・白・ロゼがありますが、
これはブドウと醸造方法の違い。
赤ワインは黒ブドウを皮ごと潰して発酵させます。白ワインは白ブドウの
皮と種を取り除いてから醸造、ロゼは黒ブドウを使用し、発酵の過程で
皮を取り去るので、淡いピンクに仕上がります。
味わいは甘み、酸味、渋み、アルコールの4つの要素で表現されますが、
赤ワインでは、フル、ミディアム、ライトの3段階、白やロゼでは甘口、
辛口の2段階の表現を使うこともあります。肉料理には赤、淡白な白身魚や
鶏肉には白、生ハムやサーモンには白やロゼがおすすめです。
世界に先駆けボジョレーヌーボー解禁
ボジョレーヌーボーとは、フランスのブルゴーニュ地方の
ボジョレー地区で造られた「新しい(ヌーボー)」赤ワインの
新酒のこと。その年の9月に収穫されたブドウのみで醸造され、
11月の第3木曜日午前0時に解禁されます。日本は日付変更線の
関係上、世界で最も早く味わうことができるのです。その味は、
渋みが少なく、軽やかでフルーティー、華やかな香りが特徴です。
監修:野々村 瑞穂先生(管理栄養士)